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2026.02.04
焼鳥の原点──ピーター・ホー氏インタビュー(前編)
バンクーバーから世界へ──焼鳥で道を拓く理由
「炭火焼きアラシ」ピーター・ホー氏インタビュー(前編)
ミシュラン一つ星と、焼鳥との出会い
カナダ・バンクーバーに誕生した「炭火焼きアラシ」。
2025年3月の開店からわずか数か月で食通やプロフェッショナルを魅了し、同年10月発表の『ミシュランガイド』で一つ星を獲得。
さらに11月にはエア・カナダ主催の「Air Canada Best New Restaurants 2025」で第8位に選出され、世界から注目を集めました。
その中心に立つのが、「誠実な料理」と「まっすぐな情熱」でチームを率いる代表、ピーター・ホー氏です。
今回は、その原点と軌跡を伺いました。
ミシュラン一つ星を受けた瞬間──驚きから始まる新たな挑戦
受賞の知らせを聞いた瞬間、彼の胸に浮かんだのは“驚き”でした。
できることをひたすら積み重ねてきた日々。
技術の研鑽はもちろん、“チームの精神力を育てること”を何より大切にしてきたといいます。
海外出身のスタッフに、日本の職人が大切にしてきた心構えやお客様への向き合い方を伝え続ける──。
その積み重ねこそが評価に結びついたのではないかと、ピーター氏は語ります。
ミシュランの星は終着点ではありません。
むしろ「ここから、もう一度歩き始めるためのスタートライン」。
その姿勢が、料理人ピーター・ホーを形づくる力そのものです。

焼鳥との出会い──記憶の中心にある“炭火の香り”
料理の道へ進んだのは2008年。
その後、2014年に日本料理の名店「龍吟(りゅうぎん)」で本格的に炭火の技法を学びます。
焼鳥との出会いは、ある一瞬を切り取った“出来事”として覚えているわけではないといいます。
しかし、鮮烈に刻まれていたのは、炭火が生む「香りの記憶」。
2017年、タイで池川義輝と出会い、
ともに仕事をするなかで焼鳥の世界へ深く踏み込んでいきます。
その後、「炭火焼肉 なかはら」中原シェフの計らいで「鳥しき」を訪れた夜──。
心のこもった温かいサービス。
立ちのぼる香りとともに供される、熱々の炭火焼きの串。
そのすべてが完璧で、人生を変えるほどの衝撃だったと語ります。
この体験を機に、焼鳥は彼にとって「生涯をかけて向き合う料理」へと姿を変えました。
焼鳥の魅力──“プリミティブ”であることの強さ
焼鳥は、一見するとシンプルです。
しかし、そのプリミティブ(=原始的)な調理法こそが、人を強く惹きつける理由だといいます。
香り、火入れ、食感。
わずかな違いがそのまま一串の印象を変える。
だからこそ、技術と経験がまっすぐに表れる奥深さがあり、世界で通じる料理になる。
「焼鳥は、五感すべてで味わってほしい」
そう語る彼の言葉には、焼鳥への純粋な敬意が込められていました。

――続きは後編へ。
炭火へのこだわり、海外での挑戦、そして未来に紡ぐ想いへ迫ります。
Sumibiyaki Arashi
炭火焼きアラシ
公式サイト:https://sumibiyakiarashi.com/
Instagram:https://www.instagram.com/sumibiyaki_arashi/

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